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買い物報告 (2015夏未報告分 JR横浜線沿線 その1) [買ったボールペン]

夏もほぼ終わってしまいましたが、この期間の
ボールペン収集で、未報告分を少しずつ報告します。

今回は、7月末にJR横浜線の沿線にある文房具店を
原付スクーターで巡った時の報告となります。
以前にスクーターでは町田周辺まで行っているため、
巡る範囲は町田より先(八王子方向)を考えました。
そして終点は、小さい原付スクーターで往復するため、
体力的な限界を考えて相模原駅付近の店にしました。
なお、複数回での報告となりますが、街レポはほとんど
無く、大部分が文房具店と買ったものの報告のため、
書く順序は実際に辿ったルートとは異なる場合があります。

自宅がある横浜の緑区から、終点のJR相模原駅近くの店まで、
グーグル検索では、直線距離は約17kmmで、車ルートでは
片道約20kmm。その距離をJR横浜線とほぼ並走している
国道16号を北西していきました。
そうして、JR横浜線の淵野辺駅の南側にある店を探すと、
既に廃業されたと思われる店舗を発見。
20150920_00_01.JPG
こんな事もあり、少し探索ルートの方針を変えました。
最初の店は、いきなりタイトルの横浜線から大きく
南寄りに外れて、JR相模線の上溝駅近くにある
「誠心堂」さんとなります。
20150920_00_04.JPG
20150920_00_02.JPG
相模線は、横浜線で相模原駅のひとつ先の橋本駅から
神奈川の茅ヶ崎駅まで、相模原市・座間市・海老名市・
高座郡寒川町・茅ヶ崎市を通る路線。
なお、未だに全線単線らしいですね。このルート・距離
では珍しいのではと思われます。
20150920_00_03.JPG
20150920_00_05.JPG
20150920_00_06.JPG
お店の左側を相模線が走り、店前の道路を渡った
斜め前方に上溝駅があります。時刻が11時半くらい
だったので、夏休みの部活への行き来と思われる
学生がたくさんいました。

駅周辺には学校がたくさん有る事と、町のほぼ中心と
言ってもよい立地のためか、変な表現ですが「普通に」
ご商売されているお店のようでした。
しかしながら、結構色々なものを発見しました。
20150920_01_001.JPG
 ぺんてる 「ローリー 中字」 1.0mm 赤、青
 ぺんてる 「HYPERB」 0.7mm 黒
 ゼブラ 「Jell Work」 0.5mm 黒
 トンボ 「MONO BALL」 FINE 赤

  まず「ローリー 中字」から紹介します。
20150920_01_002.JPG
  ぺんてるの油性ボールペン。ローリーは4色ボールペンを
  最初に買っており、その後、単色のノック式を文房具店で
  見ることはあったのですが、キャップ式は初めて見ました。
  公式ページと電子カタログには無く、廃盤のようです。
  主張の強いキャップとずんぐりとしたグリップ。
  パッと見て「これは今まで見たことが無い」とすぐに
  思いました。
20150920_01_004.JPG
  後部にかけての本体はストレートな丸軸。
20150920_01_003.JPG
  独特のフォルムのポイントとなるキャップ。
  てっぺんからボール径、型番、商品ロゴ、
  メーカーロゴと並んでいますが、現行の
  ノック式ではノックボタンのためこれらが
  詰められた状態で印字されています。
20150920_01_005.JPG
  それにしても思い切った太さのグリップですね。
20150920_01_006.JPG
  キャップを嵌めると、現行ノック式と同じような見た目に。
20150920_01_007.JPG
  指先はグリップの溝にかかり、指の腹が太い部分を
  柔らかく掴む感じ。使う人の指の太さにより左右される
  とは思いますが、なかなか考えられています。
  また指の付け根が当たる軸は角が無いため、
  長時間使っていても痛くならないと思います。
20150920_01_008.JPG
  1.0mmのボール径の感じを見せようと思ったのですが、
  あまりピントが合っていませんね。
  また、ペン先のプラ部分の加工は微妙な形状もあり
  光の加減で美しく見えます。
20150920_01_009.JPG
  インクは油性顔料。同じぺんてるの油性では顔料のみは
  「ローリー」だけのようです。文房具店でよく見る
  「.eボール」等は染料、低粘度インクの「ビクーニャ」は
  顔料+染料ですね。
  また、型番のBP110の下2桁はボール径なので、
  細字(0.7mm)はBP107になるものと思われます。
20150920_01_010.JPG
  中字(1.0mm)はゴールドで印字。この金色が
  「買おう」と思ったポイントでした。
  あと、キャップに文字と数字でボール径を表すのは
  ハイブリッドのリニューアル版とハイブリッドJOBでも
  同じでしたね。
20150920_01_011.JPG
  分解してみました。
20150920_01_012.JPG
  なぜか青の芯パイプが日本製としては珍しく、
  白っぽい材質となっています。
20150920_01_013.JPG
  ともに芯は2003年製。
20150920_01_014.JPG
  書いてみました。もしかすると両方とも色が薄い
  のかもしれませんが、青は確実に今の油性の
  青より「薄い色」です。

20150920_01_015.JPG
  こちらもぺんてるの油性ボールペン。
  あまり情報が無いので「HYPERB」としました。
20150920_01_016.JPG
20150920_01_017.JPG
  少し画像がボケていますが、キャップから軸に
  かけて全体として透明な見た目のボールペン。
  長さは先ほどのローリーより1.5cmくらい短い、
  コンパクトタイプ。手帳向けという感じでしょうか。  
20150920_01_018.JPG20150920_01_019.JPG
20150920_01_020.JPG20150920_01_021.JPG
  その存在を隠したいのかとも思うほどの透明感の
  あるキャップ。
  "B"の上の線が全体にかかる「HYPERB」の
  商品ロゴと型番の「BK100」も刻印のみ。
  ボール受けの部品だけ黒としているのは、
  デザイン上のポイントなのか、紛失防止のため
  なのかは不明。
20150920_01_022.JPG
  キャップを外すと尾栓を除き、ペン先まで
  透明な軸。文章では表現しにくいですが、
  軸の後部は丸い軸から3面を削いだような
  形状となっています。
20150920_01_023.JPG
  ペン先です。軸と一体になったペン先部分もきれい
  ですね。今は、芯を押さえるために別部品にしている
  ボールペンが多いような印象がありますが、
  こういうタイプの方が好みです。
20150920_01_024.JPG
  ばらしてみました。軸は本当に透明です。
20150920_01_026.JPG
  先に書いたその形状により、細い油性芯は
  ゲル芯のような太さで見えます。
20150920_01_025.JPG
  こちらは2000年3月製の芯。
20150920_01_027.JPG
  色はそんなに濃くは無いですが、かすれることも
  無くスラスラ書くことができます。
20150920_01_028.JPG
  既に持っていた赤と並べてみました。  
  「プラ軸フェチ」という言葉はグーグル君には
  無いようですが、こういうところに美しさを
  感じるのも一種の「フェチ」でしょうね。
  青もあるようなので見つけたいものです。

20150920_01_029.JPG
  セブラの「Jell Work」です。
  前に赤インクを買った時に報告していますが、
  今と比べるとシンプルな報告(むしろあるべき姿か)
  だったため、部分ごとに説明してみます。
20150920_01_030.JPG
  キャップ式。クリップは金属。
  かなり薄く「ZEBRA Jell Work」と刻印が
  入っているのですが、見えませんね。
20150920_01_031.JPG
  軸はガンメタとグレーの丸い軸。
20150920_01_033.JPG
  再度キャップを。キャップも軸に合せて
  丸くストレートな形。また、軸と異なり透明で
  キャップをしたまのペン先が見えます。
20150920_01_032.JPG
  商品名とともに、しっかり0.5mm径で
  あることが書かれています。
20150920_01_035.JPG
  ガンメタ軸には型番が「JJ150」と入っています。
   "JJ" はゼブラでのジェルインク(他社のゲル)の
  型番です。 "150" が値段からだとすると、
  結構ジェルインクの初期型番なのかも。
20150920_01_036.JPG
  バーコードは印刷です。日本のボールペンでは
  珍しいような気がします。
20150920_01_037.JPG
  キャップを後部に嵌めてみました。
  見た目は水性ボールペンっぽい。
20150920_01_038.JPG
  どうもインクは軸に直接入っているようです。
  ゼブラでは「Jell-pop」が同じですね。
20150920_01_039.JPG
20150920_01_040.JPG
  0.5mmの芯先とそれで書いてみたものです。
  色はそれほど濃くはありません。
  また、ゲルインクは劣化しやすい印象が
  ありますが、これは全く問題ありませんでした。
  このようにしっかり書かなくても「サラサラ」
  書くことができます。
20150920_01_041.JPG
20150920_01_042.JPG
  同じ「Jell Work」で既に保有していた
  赤・青と並べてみました。こうして見ると
  「カッコイイ」系のボールペンですよね。

20150920_01_043.JPG
  昔「ルパン三世」1stシリーズのOPで、
  「謎の女 峰不二子」というナレーションセリフが
  ありましたが、これはそのセリフに相応しい
  ボールペンのような気がします。
20150920_01_044.JPG
  トンボの「MONO BALL」の赤なんですが、
  何度も水性ボールペンをネット検索してきた中で
  全く見たことがありませんでした。
20150920_01_045.JPG
  お店の方によると、問屋さんに「MONO BALL」の
  現行品を注文したら来たのがこれだった、との事。
  どうも、この斜め線に見える模様が、実はローマ数字の
  「Ⅱ」を表しているらしく、「MONO BALL Ⅱ」では
  あるらしいです。
20150920_01_046.JPG
  クリップは金属製。またまた薄く「TOMBOW」の刻印が。
20150920_01_047.JPG
  クリップは平らな板のため、ポケットでの押さえ部品は
  キャップ側の凸状部分となります。
20150920_01_048.JPG
  さっきの「Jell Work」で書いた、
   "水性ボールペンっぽい" というのはこの見た目。
20150920_01_049.JPG
  直液式を示すジャバラ構造。
20150920_01_050.JPG
  ペン先のネジっぽいところはジャバラ構造との
  関連と思ってよいのでしょうか。
20150920_01_051.JPG
  保有している「MONO BALL」の赤と並べてみました。
20150920_01_052.JPG
20150920_01_053.JPG
20150920_01_054.JPG
  上から初代「MONO BALL」、これ、
  そして現行品の「MONO BALL Ⅱ」となります。
  さらに「MONO BALL Ⅱ」と細かく比較しました。
20150920_01_056.JPG
  軸中心部の商品名の印字。
  確かに上も「Ⅱ」に見えないことも無いですが、
  トンボのロゴで "W" にデザインが入っているため、
  逆に、斜め線が数字に見えなくなっているような
  気がします。文字デザインが2箇所にあるとは、
  思わないんですよね。
20150920_01_055.JPG
  先程の画像で初代にはボール径として0.5mmの
  記載がありました。
  この2本で軸後部の印字記載を確認すると、
  今回購入したものには「FINE」の文字があり、
  「MONO BALL Ⅱ」には「EXTRA FINE」の記載。
20150920_01_057.JPG
20150920_01_058.JPG
  「MONO BALL Ⅱ」として、0.5mmと
  (おそらく)0.7mmの2種類が存在していた
  ということでしょうか。
  確かに右側がわずかに小さい・・・・・・かな。
20150920_01_059.JPG
  型番は、末尾の "F"・"E" で異なるので、
  先のボール径違い、というのは認識として
  正しいような気がします。
  あと、推理すると「BW-MCF」はボールペンの
  本体に日本語記載とバーコード印刷が無い事から
  主に海外向け用だったのかもしれません。
20150920_01_060.JPG
  書き比べてみました。
  初代のインクの出が悪いので、現行品の0.5mmが
  太く見えますが、一番上(「BW-MCF」)が水性の
  0.7mmっぽいところはわかりますね。
20150920_01_061.JPG
  最後に保有している「MONO BALL」を
  青を含めて並べてみました。
  やはり黒を買わんといかんですね。


またまた長文となってしまいました。このシリーズは
連休中に終わらせようと思っていましたが難しいですね。
それではまた。(次回に続く)

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