ハイブリッドたち (その3) [集めたボールペンの紹介]
「ハイブリッド」シリーズ紹介の3回目。
今回はボール径のバリエーションをポイントとして
並べてみました。
最初に「Hybrid Fine」シリーズです。
K104-B 0.4mm アカ
K104-C 0.4mm アオ
K104-RB 0.4mm ロイヤルブルー
K116-SPD 0.6mm セピア
「Hybrid Fine」シリーズの4本。
赤・青の0.4mm。
ロイヤルブルーの0.4mmと
セピアの0.6mm。
今回あらためて「Hybrid Fine」について、
ネットで調べてみました。
0.6mmは2014年度のカタログには掲載
されていたようで、ネット通販では黒・赤が
検索できました。この1本だけ長いやつです。
キャップを外してみました。
グリップが付いた分、全体的な透明感は
無くなりましたが、1999年グッドデザイン賞を
商品デザイン部門で受賞しています。
0.4mmの型番はK104。型番のCは青、
Bは赤を表しています。
0.4mmのスタンダードとの違いはその長さ。
どなたかのブログに発売当初の事が書かれて
おり、このスタンダードより細いボール径は、
手帳に細かい字を書くためで、短い軸は
手帳と携帯するため、とありました。
ペン先の金属部品。軸側から角度が付いており、
ほぼ円錐形のスタンダードとは異なります。
スタンダードには無かった、キャップ頭部の
ボール径表示。これも変更点です。
ロイヤルブルーとなります。
先のグッドデザイン賞のページの写真を見たところ、
0.4mm・0.6mmともに、ここに無い黒を含めた5色
だったようです。
黒・赤・青ときて、その他がセピアとロイヤルブルーとは。
ユーザーを大人向きに設定したのかな、と想像します。
尾栓部分。これだと青に見えますが、もっと紫よりの
濃い色です。また軸はスタンダードより僅かに太く
なっています。この尾栓部分の軸に少し段差が
ありますが、この細い方がスタンダード軸と同じ
軸幅となります。
先に記載した角度のついたペン先です。
ギュッ、という感じに細くなっており、ボール径が
0.4mmとなったため更に鋭角となった芯先の
傾斜に合わせた角度です。
0.6mmのセピアです。キャップには「06」の文字。
尾栓側。セピアはイカ墨のことですが、軸部品の
色は焦げ茶色をくすませた感じかな。
型番はK116。なぜ110番台になるのか不明。
値段は120円ですが0.4mmも同じなので、
値段による違いではないようです。
型番の色記号はSPDだと思ったのですが、
末尾のDは0.6mm共通のようです。
最後にセピアとロイヤルブルーを並べてみました。
グリップは握ってみるとしっくりくる太さと感触。
またグリップは滑り止めの凹み模様が刻まれて
います。その模様はペン先に近くなるにつれて
大きくなるパターンとなっていますが、0.4mm
では円、0.6mmでは楕円と違うパターンに。
さすがグッドデザイン賞の商品だなと感じます。
次は「ハイブリッド DX」となります。
K225-AD 0.5mm 黒
K225-BD 0.5mm 赤
K225-CD 0.5mm 青
全体はスタンダードとも先の「Hybrid Fine」
とも全く違う印象。
しかし、そのデザインは前のシリーズから
流れているところもあります。
まずキャップから。頭部からクリップまでの
ラインは「Hybrid Fine」と似ています。
でもクリップは金属製になりました。
商品名も薄く刻印されたものに。
ボール径表示も一見、「Hybrid Fine」と
似ていますが、よく見ると印字がシルバー。
DXはやはりデラックスという意味でしょうか。
上から、キャップした状態、キャップを後ろに
はめた状態、キャップを外した状態、の
それぞれの見た目となります。
ペン先とグリップ部。軸はかなり太いのですが、
グリップ部ですこし細くなり、グリップのラバーも
薄手のため握りやすくなっています。
軸後部から。今回部品をばらしていないので
判りにくいですが、尾栓部品は無く軸と一体化
しています。透明なドーム状のプラ先端の中に
放射状の模様に見えるのは、軸の中で芯を
固定するための加工部分となります。
今頃ですが、ボディの模様の話を。
シルバー地に細いストライプ。
あえてプラ軸っぽい部分を抑えている印象。
このためかキャップの透明部分も、ちょうど
ペン先の金属部分が見えるようになっています。
その軸の長さは「Hybrid Fine」の0.4mm版と
同様に短めです。
このように軸の見た目は、一見高級っぽく
見えないでもありません。
そのためか軸上の情報も小さくシンプルに。
海外では「Pentel Hybrid Gel Grip DX」という
商品の軸デザインが、これと全く同じです。
いずれも、いろいろなお店から探し出して
購入したものなので、シールはボロボロです。
なお、型番はK225。0.5mmの200円を
表していると思いますが、色記号はAD・BD・
CDがそれぞれ黒・赤・青を示しています。
末尾のD、この場合はDXのDでしょうか。
先の海外版「Pentel Hybrid Gel Grip DX」は、
1.0mmでゴールドなど含めて12色あるようです。
どうにか手に入れられないものでしょうか。
今回はここまで。次回の内容は検討中です。
それでは。
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今回はボール径のバリエーションをポイントとして
並べてみました。
最初に「Hybrid Fine」シリーズです。
K104-B 0.4mm アカ
K104-C 0.4mm アオ
K104-RB 0.4mm ロイヤルブルー
K116-SPD 0.6mm セピア
「Hybrid Fine」シリーズの4本。
赤・青の0.4mm。
ロイヤルブルーの0.4mmと
セピアの0.6mm。
今回あらためて「Hybrid Fine」について、
ネットで調べてみました。
0.6mmは2014年度のカタログには掲載
されていたようで、ネット通販では黒・赤が
検索できました。この1本だけ長いやつです。
キャップを外してみました。
グリップが付いた分、全体的な透明感は
無くなりましたが、1999年グッドデザイン賞を
商品デザイン部門で受賞しています。
0.4mmの型番はK104。型番のCは青、
Bは赤を表しています。
0.4mmのスタンダードとの違いはその長さ。
どなたかのブログに発売当初の事が書かれて
おり、このスタンダードより細いボール径は、
手帳に細かい字を書くためで、短い軸は
手帳と携帯するため、とありました。
ペン先の金属部品。軸側から角度が付いており、
ほぼ円錐形のスタンダードとは異なります。
スタンダードには無かった、キャップ頭部の
ボール径表示。これも変更点です。
ロイヤルブルーとなります。
先のグッドデザイン賞のページの写真を見たところ、
0.4mm・0.6mmともに、ここに無い黒を含めた5色
だったようです。
黒・赤・青ときて、その他がセピアとロイヤルブルーとは。
ユーザーを大人向きに設定したのかな、と想像します。
尾栓部分。これだと青に見えますが、もっと紫よりの
濃い色です。また軸はスタンダードより僅かに太く
なっています。この尾栓部分の軸に少し段差が
ありますが、この細い方がスタンダード軸と同じ
軸幅となります。
先に記載した角度のついたペン先です。
ギュッ、という感じに細くなっており、ボール径が
0.4mmとなったため更に鋭角となった芯先の
傾斜に合わせた角度です。
0.6mmのセピアです。キャップには「06」の文字。
尾栓側。セピアはイカ墨のことですが、軸部品の
色は焦げ茶色をくすませた感じかな。
型番はK116。なぜ110番台になるのか不明。
値段は120円ですが0.4mmも同じなので、
値段による違いではないようです。
型番の色記号はSPDだと思ったのですが、
末尾のDは0.6mm共通のようです。
最後にセピアとロイヤルブルーを並べてみました。
グリップは握ってみるとしっくりくる太さと感触。
またグリップは滑り止めの凹み模様が刻まれて
います。その模様はペン先に近くなるにつれて
大きくなるパターンとなっていますが、0.4mm
では円、0.6mmでは楕円と違うパターンに。
さすがグッドデザイン賞の商品だなと感じます。
次は「ハイブリッド DX」となります。
K225-AD 0.5mm 黒
K225-BD 0.5mm 赤
K225-CD 0.5mm 青
全体はスタンダードとも先の「Hybrid Fine」
とも全く違う印象。
しかし、そのデザインは前のシリーズから
流れているところもあります。
まずキャップから。頭部からクリップまでの
ラインは「Hybrid Fine」と似ています。
でもクリップは金属製になりました。
商品名も薄く刻印されたものに。
ボール径表示も一見、「Hybrid Fine」と
似ていますが、よく見ると印字がシルバー。
DXはやはりデラックスという意味でしょうか。
上から、キャップした状態、キャップを後ろに
はめた状態、キャップを外した状態、の
それぞれの見た目となります。
ペン先とグリップ部。軸はかなり太いのですが、
グリップ部ですこし細くなり、グリップのラバーも
薄手のため握りやすくなっています。
軸後部から。今回部品をばらしていないので
判りにくいですが、尾栓部品は無く軸と一体化
しています。透明なドーム状のプラ先端の中に
放射状の模様に見えるのは、軸の中で芯を
固定するための加工部分となります。
今頃ですが、ボディの模様の話を。
シルバー地に細いストライプ。
あえてプラ軸っぽい部分を抑えている印象。
このためかキャップの透明部分も、ちょうど
ペン先の金属部分が見えるようになっています。
その軸の長さは「Hybrid Fine」の0.4mm版と
同様に短めです。
このように軸の見た目は、一見高級っぽく
見えないでもありません。
そのためか軸上の情報も小さくシンプルに。
海外では「Pentel Hybrid Gel Grip DX」という
商品の軸デザインが、これと全く同じです。
いずれも、いろいろなお店から探し出して
購入したものなので、シールはボロボロです。
なお、型番はK225。0.5mmの200円を
表していると思いますが、色記号はAD・BD・
CDがそれぞれ黒・赤・青を示しています。
末尾のD、この場合はDXのDでしょうか。
先の海外版「Pentel Hybrid Gel Grip DX」は、
1.0mmでゴールドなど含めて12色あるようです。
どうにか手に入れられないものでしょうか。
今回はここまで。次回の内容は検討中です。
それでは。
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