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ハイブリッドたち (その5) [集めたボールペンの紹介]

今回はハイブリッドの中でも、美しいという表現にふさわしい
シリーズである「ハイブリッド〈絹物語〉」を紹介します。

いわゆる、メタリック系インクのゲルボールペンですが、
全20色に日本の伝統色の名が付けられた物となります。
紹介するにあたりネット情報を探してみました。廃盤ボールペン
としては結構情報が多く、人気の高い商品なのだと思われます。
これらの情報を並べて見ます。
 ・1998年に期間限定で発売。(100円税別)
 ・翌年の99年には廃盤。
 ・20色セット(2200円税別)と5色セット(各500円税別)も発売。
 ・20色セットは箱入り。紙箱版とは別に初期には布箱版もあった。
  ポストカード5枚と切手型シールシート1枚が付属。
 ・5色セットはポストカード1枚、切手型シールシート1枚が付属。
  このセットには緑系の「翠の撰」、青系の「藍の撰」、
  赤系の「紅の撰」がある。
 ・他に3色パッケージ(プラ袋)もあった。

購入したのは『買い物報告 (未報告分 その2 大口)
で紹介したJR横浜線大口駅の「ぶんぐや」さん。
何回目かに行ったときに、バラで置かれていた物を発見。
そこに置かれていた色を全部、他のボールペンとともに
レジに持って行ったときに、バラで店頭に出していなかった、
残りの色があることを教えていただき、全20色で購入しました。
また、20色をセットで取り置くために使っていた、セット用の
紙箱もいただきました。

 ・・・文字はいいから画像を、という感じですよね。

まず、縦並びで20本(キャップ正面)。
20150630_01_01.JPG
左側10本の上部のアップ。
20150630_01_02.JPG
右側10本も同様に。クリップの商品名はベージュで統一。
20150630_01_03.JPG
キャップ横向きで左側10本。緑・青系です。
   20150630_01_04.JPG
同じく右側10本。紫から赤、赤から茶という感じですね。
   20150630_01_05.JPG
キャップを外してみました。
20150630_01_18.JPG
芯側から左の10本。
20150630_01_19.JPG
芯側から右の10本。
20150630_01_20.JPG
型番はK105-Mx。 "Mx" は色番号。頭の "M" は共通で、
"x" は1から20までの番号となります。

ここから詳細となります。シリーズの番号順に左から5本ずつ、
各部分の画像を並べてみます。

左から1~5
 番号・色名は、「1  山藍摺(やまあいずり)」、
 「2  孔雀緑(くじゃくみどり)」、「3  青竹色(あおたけいろ)」、
 「4  萌葱色(もえぎいろ)」、「5  浅緑(あさみどり)」
20150630_01_06.JPG
20150630_01_10.JPG
20150630_01_14.JPG
 美しいというしか無い色達。藍摺というのは藍の濃淡のみで
 表現する浮世絵の形式だそうです。

左から6~10
 番号・色名は、「6  藍白(あいじろ)」、「7  灰青(はいあお)」、
 「8  縹色(はなだいろ)」、「9  紺碧(こんぺき)」、
 「10 瑠璃紺(るりこん)」
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20150630_01_11.JPG
20150630_01_15.JPG
 これらは「クール」という感じ。「粋」と言った方が良いのかな。
 縹とか、このペンに会うまで、文字を知りませんでした。

左から11~15
 番号・色名は、「11 紅藤(べにふじ)」、「12 藤紫(ふじむらさき)」、
 「13 菖蒲色(あやめいろ)」、「14 梅紫(うめむらさき)」、
 「15 深緋(こきひ)」
20150630_01_08.JPG
20150630_01_12.JPG
20150630_01_16.JPG
 「艶やか」という言葉を感じさせる5色。和服美人のイメージですね。

左から16~20
 番号・色名は、「16 秋桜色(こすもすいろ)」、「17 桃花色(ももいろ)」、
 「18 金茶色(きんちゃいろ)」、「19 照柿(てりがき)」、
 「20 栗皮色(くりかわいろ)」
20150630_01_09.JPG
20150630_01_13.JPG
20150630_01_17.JPG
 金茶・照柿という、好きな銅色系があります。メタリックなのに
 栗皮とか渋すぎる。なお、「16 秋桜色(こすもすいろ)」は
 和色名には無いような気がします。

インク色はこんな感じです。
20150630_01_21.JPG
正面から見るとメタリック感はないですね。
そこで斜めにしてみました。
20150630_01_22.JPG
色合いを微妙に調整しているためもあると思うのですが、
20150630_01_23.JPG
インク色と尾栓の色が一致しています。
20150630_01_24.JPG
部品の色も、微調整されたもの、ということです。
20150630_01_25.JPG
メタリック系でなく、これらの色を出してもらいたいような気も
しますが、目視だと本当にグラデーションが美しいですね。

なお、もらったセット用の紙箱の画像は以下となります。
20150704_01_01.JPG
洋菓子の贈答用の箱に見えますね。
20150704_01_02.JPG
商品名ロゴはこんな感じ。ここは石鹸のセットか?とも勘違いしそう。
20150704_01_03.JPG
開けてみました。蓋の裏面と箱の中の側面は水色。
20150704_01_04.JPG
全20色がこのように収納されるようになっています。
20150704_01_05.JPG
各色の名前が
20150704_01_06.JPG
並んでおり、
20150704_01_07.JPG
定位置に収納しなくてはいけません。
20150704_01_08.JPG
その通りにしまってみると、こんな感じになります。
20150704_01_09.JPG
20150704_01_10.JPG
インク量のバラツキが気にならないではないですが、「並べて」
楽しめる商品としては、とても良い商品だなあ、と感じます。

ここまで、拘った商品は珍しいと思います。また、そういうものを
出してくれた事に感謝したい気持ちです。
本来、実用品であるボールペンですが、宝物という感じ。
大事に(?)使っていこうと思います。
それでは。


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